第499回山行報告 燕岳(北アルプス)
実施日 : 2015年5月23日(土)、24(日)
参加者 : 6名 Kanリーダー、Od、Sug、Aki、Kane、Mune(記録)
23日(土)
6:30 八王子ホテル前集合。近くのコンビニで朝食を調達後、Kan号、Sug号二台に分乗し出発。中央道でいきなりの事故渋滞。10分との表示だったが、ナント30分近くかかり、ロスタイム！渋滞を抜けるとスムーズな流れで、南アルプスや八ヶ岳の山並みを眺めながら順調な走行。
9:15 安曇野IC降り、近くのコンビニでお買い物タイム。
目の前に広がる北アルプスは雪の筋があり、残雪の山。その姿が美しい。
10:15 登山口下の駐車場に到着。身支度を整えて出発。
10:45 中房温泉の日帰り湯施設の脇が、登山口です。
帰りはこの温泉との事で、下山後直ぐにお風呂を楽しめ便利！ 登り始めはなかなかの急登で、ジグザグと歩き、ドンドン高度をかせいでいきます。
Kanリーダーの歩くペースがとても良く、北アルプス三大急登と言われるこの合戦尾根も、頑張れそう〜。
11:30 第一ベンチ到着。ここ迄１㎞の道のり、思った以上に暑く汗をかき水分補給の休憩。Akiさんハンドメイドのグラノーラバーをいただく。
コレ、スパルタ登山で私が教えた物、口頭で簡単に教えただけなのに早速作って振る舞うAkiさん、出来る男子！美味しく頂きました。
12:00 第二ベンチ到着。休憩。この合戦尾根は丁度良い感じで休憩ベンチが現れ便利。広めのベンチで日陰、ザックを降ろし易く、休憩し易い。
急登がゆえの配慮⁈ 少し休憩したら、また頑張ろうって思えます。
12:30 第三ベンチ到着。2.7㎞、燕山荘迄、2.8㎞ほぼ半分迄来ました。
とても暑く、水分補給。
13:20 富士見ベンチ到着。でも、富士山は望めません。ここで昼食タイム。
お湯を沸かし各自お昼ごはん。沢山汗をかいたので、休憩最後には汗冷えしてきました。昼食を終え出発、ずっとここ迄は樹林帯でしたが、だんだんと眺めが良くなり、北アルプスの山々が姿を現します。
槍ケ岳が見え、右側に小槍が！この位置だと小槍の姿がこんなにもちゃんと見える。これ迄、槍は目にしても、小槍をこんなにちゃんと見たのは初めてです。
14:30 合戦小屋到着。今迄は所々の雪でしたが、ここから先は本格的な残雪の為、全員アイゼン装着。解けかけのシャーベット状の雪を歩きます。
コレが腐れ雪⁉︎ヤマレコやリーダーの雪の表現が腐れ雪とあり、残雪期の経験が無い私は、腐れ雪って⁇ こんな感じなのですね〜。
アイゼンしていても、チョット歩き辛い。
15:20 燕山荘の見えるベンチ到着。眺望の良い稜線に出、燕山荘が見えもう少しです。急登はなくなり、なだらかな残雪の道が続きます。
北アルプスの山々がだんだんと迫って来る感じで歩きます。
稜線北側斜面にはまだまだ雪がしっかりと残っている。小屋下階段手前から、雪が無いのでアイゼンを外します。
16:30 燕山荘到着。目の前に燕岳山頂に居る人の姿がハッキリと見える。
北アルプスの山並みが迫る。燕岳から槍ケ岳へと続く表銀座、裏銀座稜線、北側には立山連峰、素晴らしいこの眺めに全員が心奪われ、KanリーダーとOdさんは持参の一眼レフで早速撮影会。
稜線の登山道が、太マジックで描いた様にクッキリ、ハッキリ。
雪と土が白黒にハッキリ分かれ、モノクロの世界が広がり美しさに心震える。残雪期ならではのこの光景。日が暮れる前に旗を出し、燕岳をバックに集合写真。
17:30 小屋にて夕食。サーバーの生ビールで全員乾杯！美味し〜い‼︎
汗をかき、疲れた体の毛細血管に迄沁み透る。この時を待ちわびていたSugさん超嬉しそう〜。メニューはチーズ入りハンバーグをメインに、品数が多くとても美味しい。山頂でこんなご馳走、有難い。
部屋も個室で普通料金で、何てラッキー‼︎
19:00 燕山荘名物のオーナーさんのお話と、ホルン演奏。
パス宣言のOdさんを除き参加。噂では聞いていましたが、これなのですね。
失礼な事に、私は睡魔との戦いで〜Akiさんから、寝てたでしょ！とツッコミされました。
21:00 就寝。その前に私は、Kaneさんの山話を子守唄にウトウト。
男性軍はSugさん持参の日本酒で静かなる宴会？？
24日(日)
4:00 起床。身支度をして朝食前に登頂します。
4:30 燕山荘を出発。外は日の出前ですが明るく、雲は少しあるものの、心配された天気は大丈夫そうです。花崗岩と白砂の道、澄みきった朝の冷ややか美味しい空気を吸い、静かで雄大な北アルプスの山々に囲まれ、幸せな気分で山頂へ。
4:50 燕岳山頂到着。雲の間からオレンジ色の朝日が昇ってきました。
ハッキリとした御来光ではありませんが、神秘的な光りで有難さを感じ大感動。今日の天気に感謝です。
皆さん、写真撮影を楽しみ、名残惜しい気持ちを胸に下山。途中、雷鳥が花崗岩の上に！登りに見た人もいましたが、私は見れなかったので嬉しくて、写真を撮ります。堂々としているその姿に、「よく来たなぁ」と言われている様で、お邪魔しているのはこちらの方だと気付かされました。
お腹から下は冬毛の白、上部が茶色とミックス色！この時期ならではの色ですね。花崗岩の眼鏡岩や、Akiさんが無い無いと言っていたイルカ岩も見つけ、楽しみながらの下山。
5:30 燕山荘到着。丁度、朝食の時間です。ひと歩きしたのでお腹が空いていて、皆さんモリモリ美味しい朝ご飯を頂きました。
支度を整え、展望ベンチで下山前のコーヒーを各自飲み、最後の写真撮影を楽しみます。
7:20 下山開始。心配された天気でしたが、だんだんと晴れわたり、青空が見えてきました。時間はタップリあるので、下山を楽しみながらゆっくりと歩きましょう〜とKnoリーダー。
全員がこの眺めに後ろ髪を引かれる様、何度も振り返りながらの下山です。
何度も立ち止まり、燕山荘や北アルプスの山並みや、槍ケ岳を目に焼き付けての下山。出来るなら、このまま、大天井岳に向かい表銀座縦走したい〜皆グッと堪え下山、下山。
8:30 合戦小屋着。アイゼンを外し、暑い中下ります。
天気が良くなった為か、凄く暑い！まるで夏山の様です。
9:30 第三ベンチ到着。水分補給休憩。登りと違い、下りはスムーズに早めの歩行。途中の第二ベンチを通り過ぎ、第一ベンチで休憩。
11:00 登山口着。下りで少し足を痛めてしまったKaneさんが心配でしたが、無事下山。大した事無くて良かった良かった。
登山口横の中房温泉「湯原の湯」で温泉タイム。洗い場も露天でビックリ！でも、この開放感がいいですね。
12:50 Kanリーダーお勧めのお蕎麦屋さん「くるまや」到着。
行列ができていて、並びます。凄い人気店らしく、次々にお客さんが来ます。
やはり、お蕎麦はとても美味しく、量もタップリ。でも、男性軍は全員大盛りで完食。
2:10 大王わさび農場着。早い下山だったので、お土産を買いに寄ります。
名物らしいわさびソフトクリームを全員頂きました。想像していたより、わさびのツンとした感じは無いのですが、あっさりとして美味しい！
広いわさび農場は綺麗な水がある故、これも北アルプスの恵みですね〜お山は有難い存在です。各自、わさび商品のお土産を買い帰路に着きます。
5:50 高尾着。心配された渋滞もひどくはなく、無事到着、解散。
大変お疲れ様でした。最後に有志でラーメン屋さんに寄り、夕食をとりました。
心配されていた日曜日の天候回復で、最高の燕岳登山でした。
Kanリーダー、二日間ご苦労様でした。ご一緒の皆さん、とても楽しい山行で、お世話になり有難うございました。また、北アルプスご一緒しましょう。