第408回山行記録 黒斑山(2404m)
実施日 2011年7月9日(土) 晴れのち雷雨
参加者 15名(うちゲストさん1名)
7:00 拝島駅北口ロータリー集合。ゲストさんの紹介後、Ab号、Ao号、K号三台で出発。
拝島を出る時は曇っていたが、だんだん晴れてきた。予報では3時から雨。どうか天気がもちますように・・・。
10:30 車坂峠到着。高峰高原ビジターセンターの駐車場に車を停め、各々準備やストレッチをする。さすがに標高1980m、日差しは強いが、蒸し暑さはない。
10:40 登山開始。表コースを行く。林の中、緩やかな上り。しばらく登ったところで、なぜかいったん下って、再び上りに。それから少し行くと、右側に展望が開け、眼下の町が見渡せるところに出る。爽やかな風が吹き抜け、心地よい。そこで一旦小休憩。
11:20 視界が大きく開けたガレ場で、二回目の小休憩。右斜面にコマクサが咲いていた。左を振り返ると篭ノ登山や水の塔山が見える。所々に咲いている石楠花やゴゼンタチバナを見ながら、小休憩のあとは一気に赤ゾレまで登る。
12:05 赤ゾレの頭に到着。前方にトーミの頭、その左に黒斑山の頂上が見える。右の方はガスがかかって、山が見えない。トーミの頭へと続く登山道の右下方には、草のじゅうたんのような場所が見える。草すべりだろうか。
休憩だと思って、チョコレートパンをかじる。「でも、もう12時だよ」とUさん。雲行きもなんだか怪しい。「頂上までまだあるよね」「万が一頂上で雨降ってきたら、お昼食べるのつらいよね。」という声。どうやら、みんなここでお昼を食べたい様子。そこへ「頂上まであと40分あるので、ここでお昼を食べてしまいましょう」というKリーダーのゴーサインで、お昼に。
ふと見ると、先ほどガスがかかっていた山が姿を現した。浅間山だ!美しい縦じまがくっきり見える。帰ってガイドを見たら、あそこが前掛山と呼ばれているところだった。
「あれ?あれはいのしし?くま?カモシカ?」「カモシカだよ、カモシカ!」見ると、トーミの頭に向かう登山道の右側の険しい斜面を、カモシカの親子が登って行く。みんないっせいにカメラで追う。あんなところよく登っていくなあ・・・。カモシカの子がお母さん(?)に一生懸命ついていく。斜面を登りきると、登山道を横切って、左側の林に入っていった。
Abさんのビールから始まって、Wさんのグレープフルーツ、Uさんのさくらんぼを各々ご馳走になり、お腹もいっぱいになったところで、頂上へ向けて出発準備。
12:45 トーミの頭をめざして登山再開。右側の切り落ちた斜面も、思ったより気にならずにガレ場を登っていける。でもお昼を食べた後だから、体が重い。
13:00 トミーの頭到着。AbTさん、Uさんが岩の上に立って、下を覗き込む。見ているだけで眩暈がしそう。
13:20 黒斑山山頂到着。ゴロゴロ・・・。ん?あの音は?!雲行きも相当怪しい。ポツ・・・。え?今の雨?急いで集合写真を撮る。
13:30 頂上からの景色もろくろく眺めず、「帰りは中コースで」というリーダーの指示に従って、急いで下山開始。
遠くで微かに聞こえていた雷鳴が、だんだん大きくなってきた。なんとかこのまま通り過ぎてくれれば・・・という期待もむなしく、トーミの頭にたどり着く前に、大粒の雨が一気に降りだす。急いでレインウエアを着る。下はもうすでに濡れてきているし、穿く時間もないからそのまま下る。
14:00 中コース分岐通過。雨脚がどんどん激しくなり、雷が近づいてくる。ついに、頭上で轟音。絶叫。空が切り裂けて落ちてきそうな音。上からは雷雨、足元は雨水の川。全身びしょ濡れになりながら、ただひたすら山を下りる。
15:00 無事駐車場到着。雨はぴったり止んでいた・・・。
各々濡れたウエアや靴を脱いで、辛うじて車に乗れる状態に。そのまま、すぐそばの高峰高原ホテルに車で移動し、お風呂へ直行。ふ~生き返った。
16:25 高峰高原ホテル出発。途中、上里インターで休憩。靴が濡れてしまって換えがないゲストのOさん、Kもどきのサンダルを購入。続いてWさん、Odさんもおそろいの色違いを購入。そこで、K(もどき)組の「サンダル」記念撮影。ハイ、輪になって、ポーズ。やっぱり今日の山行の締めは、この一枚!
18:10 上里インター出発。
19:30 拝島着。解散。
おまけ
解散後、9人で、Aさんのご自宅近くの中華レストランへ。一皿の量が多くて、ハーフで一人前、普通で二人前ぐらいありました!そういえば、会の一番の呑ん兵衛は誰か?って盛り上がっていましたね・・・。どなたかクシャミしませんでしたか?
<感想>
久々の参加でしたが、夏空あり、涼風あり、樹林あり、ガレ場あり、爽快な景観あり、カモシカ親子の登場あり、そして雷雨ありと盛りだくさんでスリリングな楽しい山行でした。ありがとうございました。