第543回 棒の折山(969m)記録 

 

実施日:2017年4月22日(土)
天気 :曇りのち雨
参加者:8名
    Ak(リーダー)、AoY、Ar、Oz、Ko、Su、Mu、Um(記録)

<行程>
9:30  さわらびの湯発
10:00  白谷沢登山口
10:20  藤懸ノ滝~天狗ノ滝~白孔雀ノ滝
10:45  東屋跡(休憩)
11:20  岩茸石(休憩)
11:50  権次入峠
12:05  棒の折山頂(昼食)
13:00  雨具着用、山頂発
13:25  岩茸石
14:50  河又経由さわらびの湯バス停着

<山行概要、感想>


 Akリーダー3度目のトライにして漸く実現した棒の折山行。天気予報より少しタイミングが早まった感はありますが、昼食を終えたところで冷たい雨が降り出し、山行後半は雨具を身に着けての行動となりました。以下、概要です。


 8:30発さわらびの湯行きのバスは、たいそうな混雑。白谷沢登山口からの登りは、ときに渋滞が起きるほどの賑わいでした。

 

 登山道に入ると、スミレなどの草花や葉を広げたシダ類が春の息吹を感じさせます。左手に心地よい沢の流れが響く中、歩を進めると岩が多くなり、道は沢の上部に出ます。幾筋もの流れを持った藤懸ノ滝が現れるあたりから何度か沢を横切り、天狗ノ滝、白孔雀ノ滝と岩沢ならではの景観を楽しみます。両側から大きな岩壁が迫る牢門を通り、時に鎖やロープを頼りに慎重に岩場を通過すると、沢に別れを告げ、林道沿いの東屋があった場所に到着。ここでしばし休憩。

 

 そこから見上げる斜面はけっこうな勾配ですが、登りきって左手へのなだらかな道に入ると、春の柔らかな緑、山桜のピンクのグラデーション、そして眼下の名栗湖に、思わず「わぁっ」と歓声が上がります。岩茸石に到着すると、元少年たちが嬉々として岩の上へ。


 岩茸石からは、えぐれて登りにくい土嚢と丸太の旧階段を避けるようにして権次入峠までひたすら登れ、登れ!さらにもう一頑張り、着きました、ついに山頂です。

 

 あいにくの曇り空とはいえ、広々とした山頂は解放感いっぱい。山頂の桜の木は、つぼみが膨らんでいるものの、開花はまだの様子。眼下に広がる奥武蔵の山並みを堪能しながらのランチタイム。

 

 集合写真撮影も済ませ、「空気が冷たくなってきたね」などと話しながら出発の準備がほぼ整ったところへ、ポツリ、ポツリと雨が落ちてきました。あっという間に雨粒は大きくなり、山頂にいた人々が一斉に東屋に駆け込んで雨具を装着。そうこうしているうちに雨はあられに…。

 

 全員の仕度が整い、雨脚がやや弱くなったところで下山開始。下山コースは、岩茸石の後ろを回りこんで、林道を横切りながら河又に下りる山道コース。岩茸石まではドロドロ、ツルツル。みんな、滑らないように慎重に身構える中、一人、傘を片手に(もちろん、カッパも着ています)、ひょいひょいと、いとも身軽に下りていくOzさん。体幹がしっかりしてバランスが良くないとできない技です。すごい!

 

 岩茸石から林に入って少しは滑りにくくなった登山道を、晴れていれば見晴らしが良さそうなポイントを確認しながら、足早にひたすら下ります。(もちろん、Ozさんの手には最後まで傘です。)予定時刻より早く、無事下山。お疲れさまの挨拶の後、温泉組と直帰組に別れました。

 

 雨には降られましたが、岩に囲まれたダイナミックな沢の光景、広々とした山頂、雨に濡れていっそう鮮やかな若葉の柔らかな緑を堪能できた一日でした。Akリーダー、三度目の正直、ありがとうございました。みなさま、お疲れさまでした。

 

(以上、リーダー特製くじ引きで「当たり」を引いたUmが記録を担当しました。)